ウェブ解析士マスターの亀井耕二です。
先日、ある中小企業の新人採用の話を聞く機会がありました。
今年の採用はどうでしたか?
2人?けっこう優秀な人材がとれた?
それはよかったですねえ。
まだまだ、買い手市場やから優秀な人材を集めやすいですね。
3月から新人研修を始めるんですか。まだ、学生さんでしょ。
今年の新人研修はキャンプ場を利用して共同生活を体験させます。
そこに会社の先輩社員も参加するんですよ。
オリエンテーリングだとか釣りだとかアウトドア活動を通してチームワークを作り上げるんですわ。
いち早く会社に溶け込んでもらうのと同時に連帯感を向上させて戦力になってもらうのが狙いだとか。
短期間だけどけっこう効果があるらしい。
なるほどね。
ん? 話の途中で新人が6~7名も登場してくることに気がついた。
あれっ、2人じゃなかったんですか?
そうなんですよ。
実はね、私とこと取引関係のある会社と合同で新人研修やるんですわ。
どの会社も中小企業でしょ。新人採用も1人か2人。
だから、いっしょにやったほうが研修プログラムも組みやすい。
人数も多いと勢いがあって新人も楽しいみたいですしね。
それに、経費の面でもメリットがあります。各社の負担が軽くなる。
これからは、私とこのような中小企業はお互いが支え合って企業活動を展開していかんと生き残れませんからね。
弊社が音頭とって研修の企画をしてます。
考えてみると、これは上手いやり方だ。
新人同士がコミュニケーションを持つことで精神的な支えになるかもしれない。
なによりも、会社間の連携(異業種交流)が新人時代から醸成される。
将来、彼らが会社の中心を担う時が来る。
その時には、新人研修を通じて知りあった人達との交流経験が生きるに違いない。
「同じ釜の飯」を食った仲間…。
あっ、その手があったか!
この会社はウェブ制作会社。
将来のビジネスの布石を今から打っている。
したたかな戦略に脱帽。