私の今年のテーマは「見極める力を高める」です。
そのビジネスモデルの成果を理解し、サイトの「最適な目標」を見極める力です。
目的を理解したら次は目標を設定すること。ビジネスの鉄則ですね。
確かにその通りですが、ウェブ解析に関して言えば次のように考えたいと思います。
それは何かというと、
変化する状況に応じて「サイトの目標」をその都度最適化していくこと。
決して、SEOでもありませんし、広告でもありません。
周囲の変化に応じて、自らが変化しなければ陳腐化してしまいます。
例えば、私の大好きなハイキングでいうと。
不慣れな山を歩く時には目標物にコンパスをセットすることがあります。
磁北(磁石が北を示す方向)を基準にして鉄塔などのランドマークにコンパスの指針を合わせます。
このままコンパスの示す方向に進めばよいのですが、道というのはまっすぐではありません。山を迂回していたり、上ったり下ったりと自分の進んでいる方位が絶えず変化します。
だから、目標物を視認できないで長く歩いていると見当違いの方向へ進んでしまうことがあります。
目的地点とそこに至るまでの各目標地点を確認しながら進まないと到達できないのです。
ベテランの登山者は、こまめに周囲を観察し、自分のいる地点を確認しています。
それが迷わず目的地に到達する最適の方法だと知っているからです。
サイトにおいても同じです。
こまめに「自分のいる地点」を確認する必要があります。
それには、こまめに「最適な目標」を見極めないといけません。
われわれウェブ解析士はガイド役を頼まれることがあります。
クライアントを目的地に導かないといけません。
近くを見て道を見分ける必要がありますし、たまには首を伸ばして遠くをみなければなりません。
そうして、向かっている方向性が間違っていないということをクライアントに説明する。
これの繰り返し。
ドバッーと売って、サッと消えるサイトならいざ知らず、少なくとも5年以上は継続させようと思ったら、地道にコツコツと実績を重ねていくしかありませんね。
すごくよく売れることもあるし、なぜか売れないこともあります。
その度毎に一喜一憂していては続きません。
やっぱ、継続は力なりかな。自戒の意味を込めて。