鏡がない

近くの大手スーパーまでぶらぶら歩いて買いものへ行ってきました。

洗剤と清掃グッズ、お風呂周りのアレコレを適当に。

ボクは時間の余裕があれば、お店のディスプレイを見物することにしている。

ウェブに参考になるようなことがあるかもしれない。

まあ、めったにそんなことはないけど、今日はちょっと目がとまった。

そこの2階はファッション雑貨と服飾にレイアウトされている。

ガラにもなくカジュアルウェアなどをなんとなく見て回る。

その横に、紳士ものの帽子コーナーがあった。

ハンチングやハット、キャップなど50アイテムは陳列されていただろう。

へー、キャンペーンかな?他の陳列に比べてあきらかに面積が広い。

たまたまなのか、客はボク1人。

ふーん、と見回して、気がついた。

鏡がない…。

帽子があれば、10人が10人とも鏡を見るだろう。

それなのに、どこを探しても鏡がない。

これでは、ちょっとかぶってみようかなと言う客はいない。

似合うかどうかわからない。

….。

ウェブのコンテンツもこれと同じことがあるかもしれない。

当然、そこになければいけない「あるモノ」がない。あるいは、見つけられない。

「あるモノ」はリンクだったり、購入ボタンだったり、比較表のリンクだったり。

そのユーザーの真に求めるアイテムであったり。

そして、「ないモノ」はログには残らない。

離脱するだけかもしくは他のページに行ってしまうか。

ウェブ解析は、「ないモノ」を探す活動とも言える。