オリジナル解析手法を確立しよう

上級ウェブ解析士に合格したあなた。
一通りの知識とテクニックを修得しているはずですね。
でも、それはあくまで基本です。時間が経つと忘れてしまうかもしれません。
ウェブ解析の知識がホットなうちに、あなた自身のオリジナル解析手法を確立しましょう。

1.あなたの得意分野はなんですか?
 どんなサイトでも自分の得意とする分野では「一家言」あるもの。
 業界独特の切り口があって、それをあなたは知っている。

 クライアントもそういう課題の提案はなるほどと納得感の強いものがありますね。
 たくさんある分野でもまずは自分の得意とする分野から解析手法を考えるのが取り組みやすいでしょう。
 どういう職種であっても、まずは得意分野から同心円上に範囲を広げていくのが得策です。
 業界特有の指標などを織り込んで事業分析してみてはいかがでしょう?
 フレームワークを利用してマップを作成してみてもよいかもしれません。
 
2.どこから切り込むか?
 一番近いところから、それとも遠いところから?

 ちょっと待って下さい。

 クライアントにも課題があります。
 あなたが勝手に決めつけた課題がニーズに合うかどうかわかりません。
 いくらいいツールや解決手段を持っていても相手が欲するものでなければ受け入れられませんよ。

 では、どうすればいいのか?

  おすすめの方法は、あなたのオリジナルのクエスチョンシートを作成することです。
 あなたが最も得意とする方法を生かすことの出来るクエスチョンをいくつか用意しておくというものです。
 あらかじめ用意しておいたクエスチョンシートに答えてもらうことで、
あなたの得意とする手段をどのように生かすことができるかを検討しましょう。
 面談してから、いきなり切り出すよりクエスチョンシートを中心に話を展開するほうがあなたのペースに引き込むことが出来るはずです。
 
3.まずは、日頃からつきあいのある人にお願いしましょう。
 自分の切り口が果たして実用レベルにあるのかどうかを確認しなければなりません。
 頭の中でわかっていても実践とはちがうもの。
 ほんとうにその方法が役に立つのかどうかを、まずはテストケースとして、
 親しいクライアントに相談してみましょう。
 ユーザー目線のアドバイスをたくさんいただいてオリジナルツールに反映しましょう。

4.さあ、実践?
 ちょっと待って!あなたの得意分野ではない?
 当たり前です。早々あなたの得意とする分野の案件がくるはずがない。
 もし得意分野の案件がほしいなら、周囲にそのように告知しないといけません。
 それも徹底的に。周囲に認知してもらわなければなりません。
 ○○なら○○へ。キャッチフレーズのように周囲に言わないといけません。
 そのくらい記憶に刻み込まなければ得意とする案件はあなたに来ることはないでしょう。

 しかし、最初の案件はあなたにとって未知の業種からの相談かもしれません。
 かといって、そういう案件を拒否していたのではビジネスの幅は狭くなってしまう。
 勇気を持って受けましょう。
 最初はしかたがありません。あなたが用意したクエスチョンシートを利用して、
 ユーザーとコミュニケーションを取りましょう。他に手段はありませんからね。
 あなたは誠実にそして真剣にその要望に応えるしか方法がありません。
 課題解決ができるかできないかは運しだい?
 でも、上級ウェブ解析士という基本的な課題解決の知識を修得しているあなたは、
 なんらかの提案ができるはずです。
 
5.反省と改善
 ユーザーからいただいた意見はすべて正しい。
 そう考えて、クライアントへのアプローチから課題解決までのフローを見直してください。
 オリジナル解析手法というのは、単に数字をあれこれ触って結果をだすというものではありません。
 すべては、ユーザーへのアプローチから始まっています。
 課題解決というのは、相手にも解決してもらいたいという強い気持ちがないと成立しない。
 あなたが言う話を真剣に受け入れてもらえるような環境でないと解決できないケースの方が多いのではないかと思います。
 だからこそ、アプローチからクロージングまでの一連のフローをしっかりと見直す必要があります。
 そうして記録しましょう。それも克明に。
 それがオリジナル解析手法確立の第一歩です。
  
6.次なるステータスへ
 さあ、反省もしたし、改善もした。
 では、もう一度、あなたに親身になって相談に乗ってくれるユーザーに意見を聞いてみましょう。
 最初とは違った意見が返ってくるかも知れませんよ。
 この時点であなたは前回とは違ったステータスにいることでしょう。
 そのことにあなたは気がつかないかも知れません。
 しかし、確実に一歩前進していることでしょう。

 あなたが、オリジナル解析手法を確立したいと強く願っている限り。