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提案の実践法則

十数年前、このサイトを立ち上げたとき、「提案の実践法則」という名前を付けました。
当時は、自分でもなぜこの名前を選んだのか、十分には説明できなかったように思います。

それから十数年。さまざまな仕事や活動を通じて、成功した提案、失敗した提案、相手との対話から思いがけない答えを見つけた経験を重ねてきました。

それらを振り返った今、ようやく「提案の実践法則」という名前の意味が見えてきました。

提案とは何だろう

提案とは、正しい答えを相手に示すことではありません。

データを調べ、現場を見て、相手と話す。その過程で、相手自身も気づいていなかった課題や価値が見つかることがあります。

提案者が持っていくべきものは、完成した答えではなく「仮説」でいい。

答えを持っていくな。見つけにいけ。

これが、私の考える提案の出発点です。

提案の成長スパイラル

私の経験を整理すると、提案は「発見・思考・選択・行動・成長」という5つの段階を進みます。

提案の成長スパイラル。発見、思考、選択、行動、成長を繰り返しながら、相手とともによりよい状態へ進む提案モデル

提案は円ではなく、螺旋を描く

Growまで進んだら、再びFindへ戻ります。
しかし、最初と同じ場所へ戻るわけではありません。
相手は経験を積み、組織には知識が蓄積されています。提案者も以前より相手を理解しています。
そのため、最初には実現できなかった提案が、二周目には実現できることがあります。

「できない」は、「今はできない」だけかもしれない。

一周するたびに少し高いところへ進んでいく。
この考え方を、私は「提案の成長スパイラル」と呼んでいます。

提案の法則

Find|発見の法則

Think|思考の法則

Choose|選択の法則

Act|行動の法則

  • A01|相手の次の行動まで考えろ
  • A02|行動につながって初めて提案になる

Grow|成長の法則

  • G01|相手に返る価値をつくれ
  • G02|続けることで、提案を文化にしろ
  • G03|本人に見えないものを、見えるようにしろ
  • G04|提案を終わらせるな。循環させろ

この法則は、これからも増えていく

現在は17の法則に整理しています。
しかし、「17の法則」にするつもりはありません。

新しい仕事、新しい失敗、誰かとの対話から、新しい法則が見つかるかもしれません。
そのときはF07やT04、G05が加わるでしょう。

「提案の実践法則」そのものも、成長スパイラルの中にあります。

提案とは、最適解を一度提示する仕事ではありません。
相手とともに、よりよい状態へ進み続ける仕事です。