数々の資格試験に独学でチャレンジしてきたあなた。あるいは、コツコツ勉強するのが性に合っているというあなた。できるだけ安く取得したいという節約家のあなた。独学でウェブ解析士試験に合格を目指しましょう。実は私も独学で合格したんですよ。
● 時間に余裕のある方には独学がオススメ
各地でウェブ解析士認定講座がたくさん開催されています。ほとんどの講座が試験とセットになっていますね。だから、講座を受講しないと試験を受けられないと思っている方も多いでしょう。また、仕事の都合でどうしても日程が確保出来ないケースも多いんじゃないですか?
実は、試験だけでも受験できます。試験だけだと日程の確保も一日で済みますし、費用も節約できます。最近ではオンライン受講がスタンダードとなりましたので受験しやすくなりました。そうは言っても、独学の場合、どのように勉強したらよいのか…。
大丈夫です。しっかりと計画を立てて勉強すれば合格できます。
● 全くの初心者なら100時間。経験者なら50時間
テキストは200ページあります。
これをすべて理解するには、私の経験上、全くの初心者なら100時間。経験者なら50時間。
これが取得に必要な勉強時間です。(と、私は考えています)
私のいう「経験者」とは、少なくとも自分のサイトあるいは担当するサイトがあって、一度はアクセス解析の数字に触れたことがある。という人です。
一般的に、ある事項(資格等)について、概略を理解できるようになるのに100時間。
そこそこのことを語ることができるようになるのに500時間。
専門的に話をできるようになるのに1500時間かかるといわれています。
普通のサラリーマンだと勉強時間の確保がむずかしい。月20時間確保するとして年間240時間だから、まったくの初心者が100時間かかるというのは、そんなに的をはずしていないと思います。
● 最短で合格を目指すなら、初心者で50時間。経験者で25時間
試験に「合格する」ことを目的にするのなら、勉強方法は違ってきます。
とにかく合格するための勉強するのですから、テキストを網羅的に勉強する必要はありません。
全体をさっと読み、演習問題を3回ほどやって、また、テキストを斜め読みする。
この繰り返しで勉強時間は半減するでしょう。
とにかく問題対策を中心に勉強するのですから細部に亘るまで理解する必要はありません。
でも、この方法は味気ないし、あなたのためにならないのでオススメしません。
● 講座の受講は15時間相当を差し引く
では、講座を受講したら試験に合格しやすいのかというと「YES」です。
ポイントを中心に解説していくので、勉強を効率的に進めることができるからです。
実際の講座は5時間。これの3倍を独学時の時間に換算してください。(私の勝手な計算)
つまり、15時間です。
独学の方のハンデは、この15時間です。
講座を主催している方は、もっとあるはずだと言うかもしれません。
まあ、しかし、こんなもんでしょう。
● あなたの持ち時間は?
ここで、あなたの持ち時間を計算しましょう。
1ヶ月でどれくらい勉強時間を確保できますか?
サラリーマンだと平日に1時間。週末に5時間程度として週10時間。
そのくらい確保出来たら良い方でしょう。つまり、月に40時間。
すると、全くの初心者なら2.5ヶ月。経験者なら、1ヶ月強で受験できそうです。
まずは、あなたの月の勉強時間を計算してみてください。
実際は、いろいろなアクシデントも想定して確保した時間の80%程度を見込んでおくほうがよいでしょう。
● 勉強計画を立てましょう!
持ち時間が計算できたら、勉強計画を立てましょう。
経験者を対象にしたザックリとした時間配分表です。
項目 | 時間 | 備考 |
---|---|---|
テキスト(第1章) | 3 | 37ページ。基本的な考え方。 |
テキスト(第2章) | 5 | 20ページ。基本はしっかり。用語を理解。 |
テキスト(第3章) | 5 | 20ページ。データの取得方法 |
テキスト(第4章) | 6 | 34ページ。分析手法。 |
テキスト(第5章) | 6 | 26ページ。計算問題を理解。 |
テキスト(第6章) | 8 | 62ページ。課題発見を重点的に。 |
テキスト(第7章) | 5 | 40ページ。デジタル解析を。 |
テキスト(第8章) | 3 | 22ページ。レポートの表現方法。 |
演習問題 | 9 | 109問。1問当たり5分として約540分。 |
合計 | 50 |
● 用意するもの
ウェブ解析士認定試験公式テキスト
● 集中力で時間は短縮する
勉強時間について目安をお示ししました。
が、実際は集中することで大幅に時間を短縮することができます。
各章とも集中して読み込むことをオススメします。
毎週、土日を利用して2章〜3章を一気に通読してみてはいかがでしょう。
● 基本はテキスト攻略
基本はテキストです。
- 試験は各章から均等に出題されます。
- まんべんなく勉強することが要求されます。
- テキスト攻略については別ページで解説します。