私が使うキーボードはPFUという会社が販売している「Happy Hacking Keyboard Professional」という製品である。
仕事がら一日の大半はキーボードに触れている。
ある時、知人からITでもなんでも身体に触れる順番にお金をかけるべきである。より便利により快適に仕事をこなすためにそれが一番リターンがある。というような話を聞いてさもあらんと感心した。私が一番触れているモノ。それはキーボードである。
キーボードはどんなものでもよいと思っていたのだが、いろいろ調べてみるとたくさんあることがわかった。1000円程度のものから数万円のものまで。
どこがどう違うのかよくわからなかった。
でも、わかっていることがひとつ。それは、私の手が小さく、指が太いということ。
さらに、私のデスクは狭い。
そこで私にあったコンパクトで高機能(というより高性能)のキーボードを探した。
それが「Happy Hacking Keyboard Professional」であった。25000円もする。高い。
説明には入力効率が上がるとある。インターネットの口コミにもあった。
迷ったが知人の声を思い出して、思い切って購入した。
必要最小限のキーしかない。私の手でもハンドポジションを動かさなくてもすべてのキーに届く。しかし、慣れない。上手く打てないのである。
なぜか。US配列なのである。長く日本語キーボードに慣れていたため、コントロールキーとシフトキーが逆だし「+」キーや「@」キーなども配置が違う。
失敗したかとちょっと悔やんだが、まあ1ヶ月は使い続けてみることにした。
しばらくして慣れてくると、なんだか入力が速くなってきたことに気がついた。
スペースキーの横幅が長い。無接点キーボードといって、キーが押されたときに直接接続するのではなくて磁力かなにかの変化を感じ取って入力されるためにキーの押す力の反動が軽い。
2ヶ月もすると、もう手放せなくなってしまった。USB接続なので、ノートパソコンにでも接続できる。
結局、もう一台購入した。