成功事例か失敗事例か

GW中でもクライアントのサポートは継続。
電波の届かないところへはなかなか遊びに行けません。
あなたはどんな過ごし方をされましたか?

● 3時間でサイトを作る
先日、化粧品販売サイトの新規立上げのお手伝いをしてきました。

最近は「みんビズ」を利用してサイトを作り上げていきます。
インタビューに答えてもらいながら作るので、ユーザーの満足度も高い。
(いや、納得度かな)
あれやこれやと話をしながらですが、3時間もあれば出来てしまいます。

作成中は、やれ税金対策がどうとか、在庫管理がどうとか。
景気が良くなりそうなのでもっと売りたいとか。
サイトの話より経営の悩みの相談がたくさんでてきます。

この会社の社長は女性。お孫さんも中高校生だとか。
とても若く見えます。信じられないでしょうが15歳は若く見えます。
肌の色つやもすばらしく、周囲の女性も見とれてしまうほど。
化粧品の購入者は、みんなこの人のようになりたくて購入して
いるんではないかと思うほどです。
何でも国際エステシャンとかの資格を持ってるのだとか。

「誰でも手入れの仕方で、(肌は)美しくなるのよ。」

女性はそれが聞きたい!
ご本人は、そんなことにはまったく興味がないっていう風です。

● 知りたいのはそれっ?
その後、打ち上げに。
今後の方針やメンテナンスについて意見交換をします。

すると、スマホの話になりました。
社長さんは、どうやらガラ携らしく、これをスマホにかえるべきかどうかを
深く悩んでいたらしい。(スマホで電話をする自信がない。)
だったら、ガラ携はナンバーポータビリティを利用して安いものに買い換えて
電話とスマホの二刀流にしたら。とアドバイス。

「今日の私はツイてる!私はそれが知りたかったのよ!」

どちらかしか使えないと思っていたらしい。
明日、ショップへ行くわ。ありがとう。

別に特別な話をしたわけではないけど、こんなに喜ばれるなんて…複雑。

● あなたの当然は相手の?
あなたが当然だと思っていることでも、相手は知らないかもしれません。
ひょっとすると、そのことが一番知りたいことかもしれません。
サイトに当然だと思っていることでも掲載すると良い結果が生まれるかもしれません。

「当然」という話で、こんなのも思い出しました。

その昔、ある会社の新一年生向けの学習教材の広告がヒットしました。
教材の売上げが伸びましたので、その広告を何年も使い続けていました。
当然、周囲には知れ渡っています。
そろそろリニューアルしたほうがよいと考えた担当者。

あるとき、上司に相談しました。
「この広告。もう、何年も同じ文言だから変えましょうか。」

すると上司が、
「馬鹿言うな。新一年生にとっては初めて見る広告だ。」

使い古されていても、それを初めてみるお客にはやっぱり効果があるってことですね。

● 「当然」を「発見」してもらいましょう!
自分の常識を疑ってみましょう。
あなたの「当然」を相手に「発見」してもらうためにどんどんコミュニティに参加しましょう。
サイトだけの情報発信だけではなかなか「発見」してもらえません。
ウェブ解析士の方ならセミナーや勉強会で情報交換するのもよいでしょう。

ビジネスは、こういう些細なところから展開していくと思います。
ウェブマーケティングにも応用出来そうですね。