7月1日に受験した結果は
5月4日から始めた企画の最終結果を発表する。あらためて企画を言うと。
「ITパスポート」と「ウェブ解析士」を比較しながら、最終的に「ITパスポート」を受験する。
である。「ITパスポート」というのは、昔の情報処理系の試験では「初級システムアドミニストレータ試験」であった。一言でいうと、ユーザー側に立った情報処理知識人というところか。世間では、情報処理の専門知識を持った人より、ユーザー側でシステムを受け止める(そしてユーザー間でシステムを普及する役目を負ってくれる)人がもとめられていると思う。実務をこなしながら、DX推進の中心人物として業務の効率化と競争力の獲得を推進してくれる。そんな人物像だ。
なにやら、情報処理に関する人財論になってしまったが、それは置いといて。
勉強するよりも、キーワードをひとつひとつ抜き出して比較するほうがしんどかったな。というのが素直な感想。試験形式はCBT方式だ。「ITパスポート」も「ウェブ解析士」も同じ。
では、試験結果をご覧いただこう。以下の通りだった。
ストラテジ系がよもやの惨敗
5/7 模擬試験 | 7/1本番試験 | 結果 | |
ストラテジ系 | 82.9% | 70.5% | ↓ |
マネジメント系 | 70.0% | 84.0% | ↑ |
テクノロジ系 | 71.1% | 72.5% | → |
76.5% | 75.0% | 76.5% | → |
決して、手を抜いていたわけではないが、事前の試験となんら変わらぬ結果となった。
このシリーズでは、最終的に90%台位で合格したいなと思っていたのだが、まったく手が届かなかった。まだ、合格と決まったわけではないけどね。
マネジメント系が弱点と思って注意を払っていたが、ストラティジ系で失点を重ねてしまった。問題はいちいち覚えていないので、間違った感はなかったのだが、無意識にまちがっていたのだろうな。新しい用語には、とくに注意を払っていたのだが、間違ったのはそこではなかったようだ。
勉強時間は適切だったか
一応、勉強時間を計算してみたら、12時間くらいだった。スマホでの過去問をチョコチョコやって、間違ったところをテキストで確認するという方法。(ルーズなやり方かな)
実際は、5月4日から6月30日までの57日間で勉強したことになる。しかし、人間がルーズなので正直に言うと。
- 目標は、毎日1時間だった。しかし、週3日くらいしか勉強しなかった。
- 1回あたりの勉強時間は30分くらいだったか。それ以上は集中力がもたない。
- とすると、1.5時間/週だから、8週間として12時間くらいだった。
でも、情報処理系の試験が初めての方は、これでは合格しないだろう。私は予備知識があったので、それらを加味しないといけない。予備知識の習得時間は計算するのが難しいが、アバウトで30時間くらいか。
ということで、初めて受験する方は、30時間+12時間=42時間。まあ、ざっくり50時間としておこうか。社会人の方なら、3ヶ月あれば十分確保できる勉強時間である。
意外に相性は良かった
人から「ウェブ解析士」が難しいかどうかを聞かれたらどう答えるか。
こんなふうに答えるかな。「ITパスポート」を知っているかどうかは置いといて。←あかんやろ。
[1] 「ウェブ解析士」と「ITパスポート」は、勉強する項目の25%が共通している
[2] 学生さんなら、まず「ITパスポート」を取得後に「ウェブ解析士」を取得するのがおすすめ
[3] ウェブ解析士の方には、情報系の知識を広く習得するのに「ITパスポート」がおすすめ
[4] 「ITパスポート」は国家資格だし、更新のための手続きが不要。事務系資格としても人気
[5] ダブルライセンスは強力に自分を後押ししてくれるから効率よく取得できる(はず)
つまり、「基礎知識」+「実践知識」の組み合わせが魅力的だ。いいかえると、
「国家資格」+「民間資格」だ。
「ウェブ解析士」はビジネスに特化しているので、国家資格になることはない。だからこそ、ダブルライセンスで補完しあって取得していることでメリットが発揮できる。
最後にあなたに伝えたいこと
資格取得がすべてではないけど、自分に不足している知識を知るためには(資格取得は)最適な方法かもしれない。ダブルライセンスを持つためには、最適なタイムパフォーマンスを発揮できる資格群の活用を検討すべきだ。
あなたが進みたい分野に「ウェブマーケティング」があるのなら、「ITパスポート」と「ウェブ解析士」の相性はいい。
このシリーズを最後までお読みいただき感謝します。
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参考