今回から「マネジメント系」についてキーワードをみていく。
再掲
大分類 | 中分類 | 項目 | TACテキスト |
---|---|---|---|
4:開発技術 | 8. システム開発技術 9. ソフトウェア開発管理技術 | 25.システム開発技術 26.開発プロセス・手法 | 3-1. 開発モデル 3-2.ソフトウェア開発手法の概要 3-3.見積もりと設計 3-4.テスト 3-5.システム移行と保守 |
5:プロジェクトマネジメント | 10. プロジェクトマネジメント | 27.プロジェクトマネジメント | 4-1.プロジェクトマネジメント |
6:サービスマネジメント | 11.サービスマネジメント | 28.サービスマネジメント 29.サービスマネジメントシステム 30.ファシリティマネジメント | 4-2.サービスマネジメント |
12.システム監査 | 31.システム監査 32.内部統制 | 4-3.システム監査 |
4:開発技術
キーワードをピックアップしてみた。赤字のキーワードは、シラバスVer6.0から新たに追加されたキーワードだ。
No | キーワード | 意味 | ウェブ解析士 |
1 | 機能要件 | システムやソフトウェアに求められる機能に関する要件 | |
2 | 非機能要件 | システムやソフトウェアに求められる性能や品質に関する要件 | |
3 | 共同レビュー | 複数の関係者が協力してドキュメントやコードをレビューする活動 | |
4 | 品質特性 | システムやソフトウェアの品質を評価するための特性や要素 | |
5 | 機能設計 | システムやソフトウェアの機能の詳細な設計を行う | |
6 | 詳細設計 | システムやソフトウェアの詳細な設計を行い、実装に向けて具体化する | |
7 | コーディング | ソフトウェアのプログラムを実際に記述する活動 | ◯ |
8 | ホワイトボックステスト | ソフトウェアの内部構造やコードに基づいてテストを行う | |
9 | デバッグ | ソフトウェアのバグやエラーを特定し、修正する作業 | ◯ |
10 | コードレビュー | プログラムコードの品質や規約に基づいてレビューを行う | |
11 | 統合テスト | システムの各要素が互いに連携・統合して正常に動作するかを確認するテスト | |
12 | ブラックボックステスト | ソフトウェアの内部構造を意識せずに、入力と出力の動作を検証するテスト | |
13 | 性能テスト | ソフトウェアの性能や応答時間などを評価するテスト | |
14 | 負荷テスト | ソフトウェアが所定の負荷条件下での動作を評価するテスト | |
15 | 回帰テスト(リグレッションテスト) | 変更や修正が行われた後に、既存の機能が正常に動作するかを確認するテスト | |
16 | 利用者マニュアル | システムやソフトウェアの利用方法や操作手順を記載したドキュメント | |
17 | 受入れテスト | システムが利用者や顧客の要件を満たしているかを確認するテスト | |
18 | 妥当性確認テスト | システムが要求された機能や性能を満たしているかを確認するテスト | |
19 | 移行 | システムやデータの移行・切り替えを実施する活動 | ◯ |
20 | ファンクションポイント法 | ソフトウェアの開発規模を機能の数や複雑さで評価する手法 | |
21 | 類推見積法 | 過去のプロジェクトの経験や類似性をもとに開発の工数や期間を見積もる手法 | ◯ |
22 | 相対見積 | 複数の作業項目やタスクの工数や期間を相対的に見積もる手法 | ◯ |
23 | 構造化手法 | システム開発やプロジェクト管理においてプロセスや手法を体系的に適用する手法 | |
24 | オブジェクト指向 | ソフトウェア開発の手法で、オブジェクトの概念を中心に設計や開発を行う手法 | |
25 | ユースケース | ソフトウェアの要求や振る舞いをシナリオ形式で表現する手法 | |
26 | UML | ソフトウェア開発における標準的なモデリング言語とその記法 | |
27 | DevOps | 開発(Development)と運用(Operations)を統合したアプローチ | |
28 | ウォーターフォールモデル | ソフトウェア開発の工程を段階的に進めるモデル | |
29 | スパイラルモデル | 開発プロセスを繰り返し行いながらリスク管理を行うモデル | |
30 | プロトタイピングモデル | 早期の試作品を作成し、要件や設計の検証やフィードバックを得ながら開発を進めるモデル | |
31 | RAD(Rapid Application Development) | 迅速なアプリケーション開発を目指す手法 | |
32 | リバースエンジニアリング | 既存のシステムやソフトウェアの仕様や構造を解析・復元する活動 | |
33 | XP(エクストリームプログラミング) | アジャイルなソフトウェア開発手法であり、品質向上と迅速な開発を重視する。 | |
34 | テスト駆動開発 | テストを最初に行いながらソフトウェアの開発を進める手法 | |
35 | ペアプログラミング | 2人のプログラマーが1つの作業を共同で行いながら開発を進める手法 | |
36 | リファクタリング | ソフトウェアの構造やコードを改善するための変更を行う作業 | |
37 | スクラム | チームベースのアジャイル開発手法で、短期間のスプリントを繰り返して開発を進める | ◯ |
キーワード37個中、「ウェブ解析士」のテキストに登場したキーワードは6個だった。
全体では、6/37=16.2%。約16%にキーワードの重複が見られた。
- さすがにウェブ解析士が「システム開発」に関わるケースは低いだろう。それでも16%も重複していたので意外だった。
- No21,22「見類推見積法」や「相対見積」は、「ウェブ解析士」ではウェブ計画の「見積」が頻出している。考え方などはよく似ているので重複していると算定した。この分析では重複として◯をつけた。
- No37[スクラム」はウェブ解析士でも課題解決の手法として取り上げて紹介している。
次回へと続く
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参考