『ITパスポート』と『ウェブ解析士』を比較してみるか-7

試験日まで52日。ここまで勉強時間は8時間くらい。想定では12時間。1項目4時間の見当なので3項目×4時間=12時間。(スマホでの試験解答時間も含む)

前回からの続きだ。今回は、「3:会計」についてキーワードをみる。

再掲

大分類中分類項目TACテキスト
1:企業と法務1:企業活動1. 経営・組織論
2. 業務分析・データ利活用
3. 会計・財務
1-1. 経営組織とヒューマンリソース
1-2. 業務分析とデータの利活用
1-3. 意思決定と問題解決技法
1-4. 財務会計、管理会計
2:法務4. 知的財産権
5. セキュリティ関連法規
6. 労働関連・取引関連法規
7. その他の法律・ガイドライン・技術者情報倫理
8. 標準化関連
1-5. 知的財産権
1-6. その他の法務知識
1-7. 標準化
2-6. システム戦略
2:経営戦略 3:経営戦略マネジメント
9. 経営戦略手法
10. マーケティング
11. ビジネス戦略と目標・評価
12. 経営管理システム
2-1. 経営戦略
2-2. マーケティング
2-3. ビジネス戦略と技術戦略
4:技術戦略マネジメント
13. 技術開発戦略の立案・技術開発計画2-3. ビジネス戦略と技術戦略
5:ビジネスインダストリ14. ビジネスシステム
15. エンジニアリングシステム
16. e-ビジネス
17. IoT システム・組込みシステム
1-3. 意思決定と問題解決技法
2-5. エンジニアリングシステム
3:システム戦略 6:システム戦略
18. 情報システム戦略
19. 業務プロセス
20. ソリューションビジネス
21. システム活用促進・評価

2-4. ビジネスシステム
2-6. システム戦略
2-7. モデリング技法
7:システム企画22. システム化計画
23. 要件定義
24. 調達計画・実施
2-8. システム企画
ITパスポート試験シラバス(変更箇所表示版) (ipa.go.jp) と「ニュースペックテキスト ITパスポート 2023年度 オールカラー図解 これ一冊でインプット&アウトプット 」から抜粋して管理人が作成

1:企業と法務>2:会計・財務

キーワードをピックアップしてみた。赤字のキーワードは、シラバスVer6.0から新たに追加されたキーワードだ。

No分野用語ウェブ解析士
1利益売上高から経費を差し引いた金額
2粗利益売上高から商品原価を差し引いた金額
3営業利益売上高から商品原価と販売費及び一般管理費を差し引いた金額
4損益分岐点収益と費用が等しい点。これ以下の販売量だと損失、これ以上の販売量だと利益が生じる
5原価商品を生産するために必要な費用
6変動費商品を生産するために費用が変化する部分
7固定費商品を生産していなくても必要な費用
8販売量商品を販売する数量
9変動費率売上高に占める変動費の割合
10貸借対照表企業の資産と負債、純資産の状態を示す財務諸表
11キャッシュフロー計算書企業のキャッシュフロー(現金の流れ)の状況を示す財務諸表
12資産企業が所有する経済的な価値を持つもの
13純資産資産から負債を差し引いた価値
14流動資産短期間で現金化できる資産
15固定資産長期間にわたって企業で利用される資産
16繰延資産将来の経済的利益が見込まれる資産
17有形資産目に見える形で存在する資産
18無形資産目に見えない形で存在する資産
19負債企業が借りているお金や支払うべき債務
20流動負債短期間に支払う必要のある債務
21固定負債長期間にわたって支払う必要のある債務
22流動比率流動資産÷流動負債。企業の短期的な支払い能力を示す指標
23収益性企業の収益を評価する指標。利益率、総資産利益率、自己資本利益率がある。
24効率性企業の生産性を評価する指標。総資産回転率、自己資本回転率、在庫回転率がある。
25安全性企業の支払能力や経営状態を評価する指標
26投資利益率投資利益率(ROI)は投資した資金に対して得られた利益の割合を示す指標

キーワード26個中、「ウェブ解析士」のテキストに登場したキーワードは7個だった。
全体では、7/26=26.9%。約27%にキーワードの重複が見られた。

可もなく不可もなし。

テーマは「会計」。「ITパスポート」と「ウェブ解析士」とでは着目するポイントが違う。依頼される内容は、広告などの経費投入に関する報告が多い。

  1. IT投資に関するビジネスに関係するシステム部門では利益構造を知っておかないと仕事にならない。ところが、「ウェブ解析士」は、クライアントからの多くの依頼が、広告などの経費投入に関する報告を求められケースが多い。利益率などは当然しっておくべきだが。
  2. 「ROAS」(広告などの投入効果判定)などの指標に関する知識は必須である。
  3. とはいえね。社会人だったら、基礎的な会計知識は持っていないと。

次回は、「2:法務」のお勉強です。


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参考